次世代へ
2024年6月
「障害者権利条約」の批准により、法律面での方向性が明確になりましたが、障害児者が一般市民と同様に暮らせるかを検証する必要があります。会員が障害児者本人の意向を踏まえ、問題点を掘り起こし、改善に向けた提言を発信することが重要です。地域福祉政策の充実は市町の「父母の会」にかかっており、兵庫県肢連は
情報提供と交換を緊密にし、市町での活動を支援します。「介護者・障害者本人の高齢化対策」「重度重複化への対応」「所得保障」「地域格差」「新会員の誘致」「活動財源の確保」などの課題に取り組み、政治・行政
と協力して進めます。新しい時代に向けて「チャレンジ」精神を忘れず、障害福祉の向上と「共生社会」の実現に向けて積極的に活動します。
兵庫県立障害児者
リハビリテーションセンター(愛称:あまリハ)
2020年2月
「成人移行期の課題」に対し、兵庫県肢体不自由児者父母の会 / 会長(現顧問)・副会長が、兵庫県に要望書提出(2016年2月)してから4年。信じられない位のスピード開設となりました。
実際の活動は2014年から阪神7市1町肢体不自由児者父母の会連絡協議会 / 理事の皆さんの共同作業によってアンケート作成・集計・まとめ等がベースとなっています。県を動かしたのは、そのアンケートの中の1人1人のアツい思い・言葉だったという...
更に、出席されていた県・市の議員さんたちの多さ(22名)から、どれほど多くの方々が尽力してくれたのだろうと..... 目的達成にはいろんな方法があるが、セオリー通りの王道を突き進む事が最重要と再認識。
あちこちで「悲願の」という言葉が響いていて感動的でもありました。「生きてるうちに設立されてよかった」という言葉の本気度も伝わり胸がアツくなりました。
ここから更に発展させていきましょう。
障害者自立支援法導入
1998年〜
新しい法律や制度の改正に対応するため、勉強会や提案活動を行っています。障害者自立支援法導入時に多くの問題が発生し、県単位での活動が活発化しました。2004年から「さわやかレクレーション」、2009年から「キッザニア甲子園への招待」などが始まりました。
障害福祉の発展・充 実と国際化
1965年〜1997年
「こぐま園」は、父母の会設立当初から会員からの熱い希望で市当局の協力・理解のもと、昭和40年代から障がいを持つ子ども達とそのきょうだい児を安心して預けられる施設として市からの委託事業としてスタートしました。きょうだい児を預かる施設は当時も今も稀有な施設ではないかと思います。
現在、西宮市福祉会館1階で「父母の会」で運営しています。※ 2019年3月末閉園
年間3,100人を越える子ども達を預かっており、年々その利用者は増えています。なお、昼間一事利用事業(市独自事業)と市から委託されていましたが、緊急一事支援事業の実施主体が県から市に移管された平成15年から緊急一時支援事業者として、事業を実施しており、無くてはならない存在となっています。